イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

チイチイその後

こすずめのチイチイさん。

母鳥の献身的なエサ運びの甲斐あって、

ついに土曜日に巣立ちました!

 

金曜日の夜に、雨をよけて車庫にうつしたときに、

近づいた私たちの大きな影をにびっくりし、

ダンボール巣箱から飛び出したチイチイ。

その時に、約40cmの高さまで羽ばたきました。

そのあと、車庫内の隅っこのややこしいところに逃げ込み、

長男があわてて荷物をかきわけ、

ちゅーたんが懐中電灯を持ってきてくれて捕獲。

「チイチイ、だいぶ飛べるんだね!」

と話していました。

ひとまずその晩は猫の心配もあったのでダンボールにて過ごしてもらったのですが、

「あのくらい隅まで逃げられたら、猫ももう心配ないのかも」

とも話していました。

 

そして土曜日の朝早く、

いつものように私はチイチイを外のパラソルの下へ。

人間の姿が近づくと、カラスだと思うのか、びくっとするようになったチイチイ。

うんうん。それでいいんだよ。

ぬっと近づく影は、キミにとっては命を狙うものだからね。

ずいぶん、羽根もそろったなあ~。

じゅうぶんスズメだよ。鳥の成長って早い!

そんなことを思っていた矢先、

父さんが一時間後くらいにチイチイの様子を見にダンボールをのぞいたら、

チイチイはびっくりしてそこからパタパタっと羽ばたいて出たそうな。

そのまま、庭を散歩していたチイチイはいつの間にか、広い世界へレッツゴー。

感動的なラストシーンはなかったものの、

そのまま巣立っていきました~。

 

子どもたちは寂しがるかと思いきや、

「チイチイ、よかったね!!スズメになったんだね!!」

と。

さいしょからスズメだったよ、とのツッコミはおいといて(笑)

 

このあと、スズメとして生きるなかでどうなるかは

それはチイチイしだい。

「できることはやったね」

とは長男の弁。

自然界で生きる中で危険な目にあったとしても、

それはもう、人間がどうこうできることじゃないから、

という意味で言っているのがわかって、

長男、あれだけかわいがっていたけどちゃんと子離れ(?)できるんだなあ~と思ったりしました。

 

お世話になった学校のS先生にも巣立ちの報告をしたそうで、

先生も、成長早いんだねー!と驚きつつとても喜んでくれていたとのことでした。

 

家の周辺で、みんなより一回り体の小さいスズメを見かけると、

チイチイかな、と思う日々。

父ちゃんのコメント。

「そのうち、米俵と野菜が玄関に届いてよお、

 ”その節はお世話になりました”つって置手紙があるかもな~

 あっはっはぁ~~!!」

・・・かさじぞうと勘違いしてない?

下心丸出しの人にはそういう恩恵はないんだよ、とバッサリ切り捨てておきました。(笑)