放送大学の授業、先日「Eテレだ!」
と驚いたあの授業を第二回まで勉強しました。
よくしゃべるパペットのマーくんのほかに、
とってもかわいい妖精の「ことのはちゃん」という子も出てきて、
この子はしゃべらないんですが、
教授がおおまじめにそのパペット2名とやりとりしているのを見ているだけでも
充分、なごみます。
さて、第二回目は
「どうして日本語には、漢字・カタカナ・ひらがなの3種類が存在するのか」
という講義内容で、目からウロコ。
私は、日本人すぎちゃって、
漢字・カタカナ・ひらがなの3種があることは当たり前すぎてしまい、
さすがに子どもの頃には不思議に思ったこともあったかもしれないけど、
今ではそんなことすら考えなくなっていました。
それを、ひらがな形成以前に作られた「古事記」(ヤマトタケルノミコトが・・・というやつですね)を例に、
漢字だらけのそれをばらして説明しながら、
ひらがなが必要になった理由、送り仮名が必要になった理由、
などを丁寧に説明してくれていました。
内容をすごく簡単にいえば、当時中国からの輸入としての漢字と漢文しかなかった日本で、
それを読み下し文や話し言葉に合わせていく過程で、
ひらがなが必要になったということでした。
ほほー!考えもしなかったよ。
私は高校時代は漢文が超苦手でした。
漢字見りゃ意味はわかるような気がするけど、
読み下し文にしろというテスト問題は苦手でした。
漢文がひらがなの起源にかかわっていたとはね~目からウロコ。
カタカナが外来語だってことくらいは小学校で習ったような気もしますが、
ひらがながどうして必要かなんて、
学校では教えてはくれないですよね。
そもそもが、ひらがなが書けるところがスタートだから、
そのあとそれを漢字にできるよう漢字を習って行くわけだし、
なぜひらがながあるのかなんてそんな小難しい能書きに触れている場合じゃないってことなんでしょう。
いやはや、36歳になってもまだまだ未知の世界はゴロゴロあるわ。
ちなみに韓国語のハングルもいわゆる「ひらがな」の役割を果たしている”音をあらわす文字”なんだという説明があり、
こちらもびっくり。
韓国語、ますます気になる。
あの文字を、目でパッとみて、頭の中で音に変換できるようになってみたい!!
このあとの第3回は助詞の使い方の講義が控えているようです。
ちなみに私はめっちゃ文系のくせに、
国語の文法はからきしだめです。
理屈でものを考えることが苦手なために、
言葉も感覚で使っていて、
文法はぜんぜんわけわからんです。
だから、文系のくせに英語は苦手でした。
それでていて外国語圏の人とのコミュニケーションは苦じゃないというんですから、
支離滅裂です。
学生時代に取りこぼした(苦手意識から意図的にとりこぼした部分が大多数)
欠けていたピースがほんの少しずつ埋まって行くような感覚がして、
自分で自分の脳みそが面白い。
「知の海は深いのよ」
と言った恩師の言葉を思い出します。