イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

握力な女

昨日の現場は土木。

打ち込んだ杭に、フェンスをひたすら取り付ける作業。

杭とフェンスをつなぐ部分に針金を巻いて補強。

 

「今、1つだけやってみせるから。あとはぜんぶやってくれ。」

と見本作業を見せられる私。

「針金を5回くらい巻きつける。交差すると、締まりが悪くなるから交差させんなよ。

 最後は左手で杭を押さえながら、右手のニッパー(ペンチ)で針金を引っ張る。

 力一杯、引っ張りながらねじって締めろよ。」

と言いながら、ぐいぐい父ちゃんがニッパーを引っ張ると、

針金はぎゅうぎゅう軋んで締まっていくではありませんか。

紐じゃないんだし、引っ張って締まる?!普通の力じゃないよ。

と私の心の声。

 

ニッパーを手渡され、いざ作業。

案の定、私の力ではそれほどまでに締まるわけがない。

しかも、私もグリップの効いた滑り止めつき手袋はしているけれど、

工具のニッパーが古すぎて滑り止め部分がなく、柄は鉄のかたまり。

くそう。

力いっぱい引っ張っても、そんなに締まらないよ!

でも、実は私は昔から握力自慢なのです。

高校生の時の体力測定で握力が42kgと出て、

男友達数人に、「あねごと付き合う男はかわいそうだ。手をつないだら手がつぶされる」とからかわれてました。

(私は男友達に、あねごというあだなで呼ばれていた。。。懐かしい。)

握力自慢としては、ここで音をあげるわけにはいくまい。

しかも今、当時と比べたらもっとあると思うな、握力。

だって子どもたち抱っこして鍛えてきたし。

などという無駄な思いが脳裏をかすめ、

むきになってやっていたら、3分の1も終わらないうちに、

手がけっこう痛いことに気が付きました。

 

あ~。まめができました。

小学校で調子に乗ってうんていやりすぎた時以来か?

はたまた、逆上がりの練習しすぎた時以来か。

いや、八ヶ岳の家庭菜園で、鍬をふるいすぎた時以来かも。

 

「親方~。握力の限界です。ある程度までは締めるから、

 仕上げはやってね。」

まめがつぶれる前に、や~めた(笑)

 

帰宅して。

手袋を取った手を洗ってよくよく眺めてみたら、

まめが3個もできてました。

かなしい~~~

調理中、野菜を洗うと、痛い~~

入浴時のシャンプーがしみる~~~

 

父ちゃんに、「まめができた」

と言ったら

「手の皮が薄いのがわるい」

と一蹴されました(笑)

厳しいね~うちの親方。

それにしても、どこかで握力を測定してみたい。

いったいどのくらいあるかしら。