イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

今季初大会

今季初大会の日曜日、夏みたいな晴れ空の下、

長男、がんばりました~。

 

今回から初めてペアになったSくん。

 

Sくんもうちの長男も、案外と似たような性格の持ち主で、

とても気が合う様子。

よかったよかった♪

 

さて、試合はリーグ戦で2回。

この日は父ちゃん含む家族全員で応援。

めったに子どもの都合でなんか外出しない父ちゃんですが(笑)

この日はしぶしぶ。

やっぱり昔テニスをやっていただけのことはあり、

いざ会場についたらちょっとワクワクしたらしく、

ほかの子の試合も観戦。

(母ちゃんは子守りでそれどころではなく。)

 

さて、第5試合目とずいぶん待たされて、長男の1試合。

コートの外側から応援。

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水色の帽子が長男。

手前は、ペアのSくん4年生。

 

長男、緊張もあってかまったく動けず、

かろうじて、サーブはちゃんと入っていたものの、

球が速くないので(当たり前!)、相手に力いっぱい返され、

Sくんも長男も、ぜんぜん歯が立たず。

長男、後手後手もいいところ。

父ちゃん、思わず

「チッ! あいつ何やってんだ!!あんなのテニスじゃねえ!」

と私に八つ当たり(苦笑)

私はといえば、テニスどころか球技一切できない運動音痴ですから、

長男の気持ちのほうがよくわかる。

そうなんだよ、運動神経ってつまり反射神経なんだろうけど、

むりなんだよね~~~ だって、ボールって、速いんだよね~~(笑)

わかるよ、わかるわかる。

 

などと思っているうちにあっさりストレート負け。

私が遠くから見ていたら父ちゃん、引き上げ際の長男に近づいていき何やら一言。

すると長男は張り詰めていた糸が切れたのと悔しさで号泣してしまいました。

見かねてコーチが長男の頭をなでなでしてくれている様子に

「ふつう、逆だよ!!」

とツッコミを入れたくなりました・・・。

コーチに叱られるのを親がなぐさめるんならわかるけどねえ~(笑)

コーチはとっても優しい方なので、

怒ったのを見たことがない、と長男が言ってましたっけ。

 

泣きながらも次の試合の審判への準備をしている長男が、

私のいるフェンスにちょっと近づいてきたので、

「ドンマイ! 2試合目がんばろう。切り替えて!」

と背中に声をかけました。

好きで負ける人なんていないよね。母ちゃんは心の中で、そうつぶやきました。

 

父ちゃんに

「なんて言ったの~?」

ときいたところ

「ボール良く見ろ!!」

とだけ一喝したとのこと。

「あいつ、”しょーがねえだろっ!!!”ってむきになって泣きだしちまったんだよ。なさけねえ」

きっと、デキル父ちゃんには歯がゆすぎて見ていられないのでしょうね。

 

さて、3試合分があいて第8試合。

またまた長男の出番。

気温もぐんぐんあがり、暑い暑い。

下のきょうだいたち、ぐずるぐずる・・・・・・

さていざ試合がはじまると、

長男の動きはさっきの試合とは別人のようじゃありませんか!!

そうかあ、悔し泣きが起爆剤になったね。切り替えうまいじゃん!

サーブもちゃんと入るし、

アウトもちゃんと見極めている。

1試合目は、エンジンかからなかったんだなーと感じました。

ペアのSくんは、性格がものを言うのかどんな場面でもだいぶ落ち着いていて、

サーブは毎回めっちゃいい具合に入るし、

慌てないでバックも打てる。

がしかし残念ながら、相手は関東大会出場の腕前の持ち主とあって、

一振りの球の速さ強さ、とにかくちょっと桁が違っていました。

残念ながらのストレート負けでしたが、

今度は長男、泣きませんでしたよ!

 

初めて、長男の試合を観戦した父ちゃんにとっては、

お話にならない試合内容だったようでしたが、

でも、母ちゃんは気がついてました。

去年、初めての大会のことと、その次に出た大会のこと。

サーブなんて全然入らなくって、

見ているこっちが、

「たのむよ、長男にサーブ権がきませんように」

とすら思えるくらいだったこと。

バックなんて打てるのはあと100年先のように思えるくらい、

フォアすら打てなかったこと。

そして、自分の大ミスで負けてしまい、

泣きに泣いて負けて帰ってきたこと。

 

あの夏から、約1年。

成長したよ、ほんとに成長した。

その一言に尽きます。

 

「最初から上手い人なんていないから。あなた去年より、ずっと上手になってたね。よく練習したね」

と帰りの車の中で運転しながら私が声をかけると、父ちゃんが

「関東大会に出たっていうあの子らも、もう、勝つのが当たり前になっちゃってんだろうけどな。優勝したい、とか、そういうレベルなんだろうな。」

とポツリ。

私たちのやりとりには答えず、日に焼けた顔の長男が

「ねえ次の大会って、いつだろうね?」

と聞いてきました。

こうやって、いろんな経験をして大人になっていくんだな~

なんか、なにもかもこれからで目映いな、と思った今季初大会でした。