長男の自由研究の展示を見に行きました。
すると、受付に中学校時代に2年間担任してくださったY先生が!!
いや、最初受付で記名したときは気が付かなかったのですよ。
そして、先生のほうも気が付かなかった。
私は遠目からふと受付の向こうの発明工夫展に目をやったときに、
座っているY先生に思いっきり気が付き、
「うわあ!Y先生だ!!」と心の中で叫びました。
ちゅーたんを抱っこしまますぐにそばまで行き、
「Y先生ですよね?! **です(旧姓)!」
というとすぐに先生も気が付き、
「おおお!**さんかああ! 元気?!」
体育の先生なので、なんか、溌剌さが当時のまんま(笑)
「元気ですよー! 先生もお元気そうですね~~全然当時と変わらないじゃありませんか!まだまだ走れそうですね(笑)」
と私が言ったら
「いやー、おれももう55歳になったよ。」
と笑っていました。
中学校にいらっしゃるとばかり思っていたら、
今は市内の小学校にお勤めとのこと。
今、どこに住んでいるの?と尋ねられたので、
実家のそばの旧祖母宅に住んでいて、
造園をやっていると話しました。
私が連れていた、チビ太以外の子どもたちを見て
「3人のお母さんしているのかあ~」
と感慨深そうにおっしゃったので、
「いえ、下にもう一人いるんですよ。全員で4人です。家の中は動物園みたいですよ」
と言ったら、先生は目を丸くして
「4人かあー!!いっぱいいるんだなあ~!そりゃ大変だ。
おれのうちはさ、子ども二人が私立大学に行ってて、
金がかかってしょーがないんだよ」
としょぼくれた顔で言ったので可笑しくて笑ってしまいました。
先日、G先生のお宅へお邪魔したんですよ、と伝えたら、
「G先生はお元気なの?!」
と嬉しそうに尋ねられたので、
「とてもお元気ですよ!」
と伝えたら、ああ、そうかあ~~良かった~~とニコニコしておいででした。
展示を見終わり、会場を出るときに
「では先生、またどこかでお会いできますように」
とあいさつしたら、
「おう、子育てがんばってな!!」
と励まされたので、
私はちゅーたんを抱っこしたままふっと足を止め、
「先生、私もうガンバルのやめたんですよ」
と真顔で言ったあと、ニヤリ、と笑いました。
先生は一瞬ドキっとした顔つきになったあと
「あ、そうなのか・・・」
と苦笑してうなづいていました。
帰りの車の中で、
あー、先生に悪いことしちゃったかな、
先生、ドキっとしてたもんな~~~
「がんばります!」
と返事したほうが良かったのかな~
などと考えていました。
きっと、学校という場所にお勤めだと、
がんばること、がんばらせることが多いのだと察します。
もちろん、先生も子どもも、しっかりがんばる場所だってことなんでしょう。
(それが、よいとかわるいとかいう話じゃなくて。)
私も、学校にいるあいだは、よくがんばりました、というハンコの賜物みたいなものでした。
でも、もうがんばるのはやめた。
がんばらなくても、大丈夫になった。
優等生じゃなくても、
評価されなくても、
へっちゃらになっちゃった。
Y先生の放った、ガンバレの矢が、
私に刺さらないままあっち側に飛んで行った気がしました。
先生ゴメンナサイ。
家に帰ってのんびりお風呂に入りながら、
55歳だと言った先生の年齢を逆算してみました。
そうしたら、私を担任してくださったときは、
28~29歳。
思えば、私たちが在学中にY先生は一番目のお子さんが生まれのでした。
赤ん坊が夜中に熱を出した、だの言ってましたっけ。
先日長男とお邪魔した恩師のG先生はその時学年主任だったので、
定年間近の60歳。
Y先生にとってはG先生は大先輩で、おそらくとっても怖い存在だったのではと思います(笑)
当時の先生の年齢を、自分がはるかに超えてしまっているんだな、
と気が付いて、
時の流れることってすごいんだな、としみじみ感じました。
今、いちばん会いたいのは、小学校時代に4年間も担任してくださったF先生。
今ごろ、おいくつでしょうか。
当時、26歳でした。
いつか会えますように!!