イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

もらい上手

大人同士のやり取りで、

品物をいただく場面ってありますね。

何かをしてもらう場面というのもあります。

日本人独特なのか、

ひとまず遠慮するのが礼儀のような雰囲気があったりします。

いただく品物が高価な場合はなおさらです。

 

でも、30代も半分まできて、

考え方が変わってきました。

ムダに遠慮深かった20代は卒業さ~

「もらい上手」でいこう!と。

 

下さるほうは、

喜んでもらいたいと思って、

プレゼントしてくれているわけです。

私自身も、おせっかいな性格なので誰かに何かをあげるのが大好きです。

その時に自分が思うのは、

「相手に喜んでもらいたい」ということ。

この方は、これがきっと好きだろう、

喜ぶんじゃないかなあ~

と想像して、「これあげよう!」

と思い付くわけです。

「**さんは、甘いものが好きだから」

「++ちゃんは、お酒に目がないから」

そう思って、相手の笑顔を想像しておすそわけを持っていくわけです。

 

きっと、私になにかしてくださる相手の方のほうも、

私にそう思ってくれているんじゃないかな、と思えるようになりました。

だから、

「ありがとう!!すごくうれしい!!」

と喜んで相手の好意を受け取れるにようになりたいなーと感じました。

 

「遠慮を知らなくて、すみれちゃんて、なんて無遠慮な人なのかしら!」

と思うような人は、

きっと次はプレゼントはくれないでしょうから、それでいいかな、と(笑)

まあ、もっと言えば、そんな風に思われていても、

のんきな私は気が付かないのですけれど(笑)

 

年末には、友人やご近所、仕事先のお客様から

タマゴやらジュースやら、お野菜やらお菓子やら・・・

「すみれちゃんちは家族多いから食べてくれると思って!」

とたくさん色んな品物をいただきました。

 

「いつもいただいてばかりですみません!」

と口をついて出たあとに、自分で「あっ」と気が付いて

「すごくうれしいです~!!」

と笑顔で言ってみました。

すると、相手もみるみる笑顔になって、

「良かった~」

と喜んでくれました。

シンプルで気持ちのいいやり取りに、

なんだか、かたい上着を一枚脱げたような心地がしました!

 

 

昨年末に、昨年たびたびお世話になったお客様のところへ、

父ちゃんがビールを1パック持って行きました。

うちが、駆け出しなのを知ってご近所を何軒もご紹介下さった方なので、

もしかしたら、わが家の財布を察して受け取ってくれないかもしれないねーと二人で話していたのですが、

父ちゃんが

「今年は大変お世話になりました」

とおそるおそる差し出したビールを見て

「お!!ビールかい!うれしいねえ~~!!」

と満面の笑みで気持ちよく受け取ってくださったとのこと。

帰宅した父ちゃんからその話を聞き、

「あ~そういう大人が、粋ってやつなんだネ そういう大人になりたい」

と二人で話したのでした。

 

「もらい上手」は簡単なようでなかなか難しいですが、

ニコニコしながら受け取られて、わるい気持ちがする人はいないんじゃないかな~

と、勝手に思っています。

粋な大人には、まだまだ遠いですが。