イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

液体窒素

長男、2月だか3月だかの時期から、

足の裏が変だ、と言いだし、

よく見たら小さい魚の目のようなものができていました。

 

あれま、子どもなのに魚の目?

と、紫雲膏をぬったり色々していましたが、

効果なく、患部は大きくなるばかり。

痛みはないようでしたが、

見るからにあまりよくない状態だったので、

渋る長男を説得して、

近所の皮膚科へ連れて行きました。

 

娘も、去年はとびひでよくお世話になった皮膚科の先生。

とても腕がよく、いい先生です。

先生、長男の足の裏を見てすぐ

「これね、魚の目じゃないよ、イボだね。ウイルス性ね。ウイルスだから、うつるよ」

とのたまうではありませんか・・・・

 

・・・・イボ!

 

液体窒素でね、治療しよう。

 何回か通うようになるけど。」

と、液体窒素が運ばれてきました。

紙コップの中で、もくもくと白いけむりのあがるドライアイス

普段から、長男には生協の箱の中に入っていたドライアイス

水に入れて観察するのはいいけど、ぜったい素手で触らないように、

ときつくいいきかせておりました。

素手でさわると、指の皮が凍って、ベロンとむけちゃうよ!と。。。

その言いつけが逆効果となり、

ドライアイスをくっつける、とわかった長男はギョっとして

「やだ!!」と。

そりゃそうだ・・・。

 

帰りにアイス買ってあげるから、

お昼はうどんゆでて食べよう、

などと私もどうにか言い聞かせながら、

先生がドライアイスで凍った綿棒を患部へ。

最初大丈夫かに思えた長男も、

途中で痛みがきたらしく、

「痛い!痛い!!」

と大騒ぎ。

結局大泣きし、

診察室の床に突っ伏してわあわあと・・・。

先生は穏やかな人なのですが、

だいぶキツいめの看護師さん2名に

「この子うるさい! 泣きやんで!!」と叱られながら診察室外へ引っ張り出され、

相当トラウマとなってしまいました。

 

2週間後にまた同じ治療、3回くらい通えば治る見込み、

と先生は教えてくれましたが、

こりゃ無理だな。

あとで看護師さんからも、

「痛みのない治療法もあるから、とにかく2週間後に。家族にもうつりますから」と言われましたが、

選択肢があるんだったら先に痛くないほうやってくれたら良かったのになあ・・・後の祭りだよ、

心の中で思う母。

私は液体窒素療法というのは受けたことはありませんが、

理屈で考えても、低温やけど状態になるってことは、

ひりひり、じりじり痛いに決まっていますよね。

かわいそうだったなあ。。。

 

おそらく長男は、もう通院は無理でしょう。

この子の性格から言って、この痛みに対して納得できる要素がない。

なんでこんなことしなきゃいけないんだよ!という気持ちでいっぱいなはず。。。。

 

昼ごはんに好物のうどんをつくってやり、

約束どおり食後にアイスも食べている彼を見ながら、

こやつ、もう二度と皮膚科へは行かないんだろうな、と思った母なのでした。

ここは漢方薬の出番かもなあ~。