「あ~、明日から学校だね~
給食はじまるし、ほんと助かるわあ~」
なんて言いながら夕飯にカツオの刺身を食べて焼酎など飲んでおりました。
そしたら・・・
視覚に入ったヘビ。
壁に、ヘビ!?
だれじゃーーー!こんなとこに落書きしたやつはぁ~~~!!!
夕飯のなごやかな空気は一変。
犯人探しスタート。
「おれじゃないよ!」
「あたしじゃない!」
「おれでもないよ」
全員が否定。
父ちゃんも怒り出しました。
「今謝ればゆるしてやるから、やったヤツは自分で言いなさい」
それでもだめ。
「わかったわかった。そんなら全員目をつぶろう。
それで、自分がやったと思う人は、10数えるうちに小さな声でもいいから謝ろう」
と私。
1、2、3・・・・・・10。
えー。誰もゴメンしないの?強情だな。
するとちゅーたんが
「ト、トイレ・・・」。
怪しい!!!
なかなかトイレから戻ってこないちゅーたん。
ぜったい怪しい!と全員が(笑)。
戻ってきたちゅーたんにそっと
「もし、謝れる子になったらお母さんにそっと教えてね」
と言うと
「うん」
と小さく首を縦にふりました。
犯人確定。
拡大してみましょう。
鉛筆かと思ったらご丁寧にボールペンじゃねえか!
うみへび?
みんなから疑問の声。
ちなみにその日は茨城県立自然博物館の企画展に出かけ、
『狩』展を楽しんできたわが家。
ナマのヘビをリアルに見てきたばかり。
だからってさあ、ボールペンで壁に書くぅ?
見ればみるほど、なんだかこのとぼけたミミズの親分みたいなヘビが
ちゅーたんのキャラとかぶってきて、
叱れなくなってきました。
うつむいているちゅーたんに
「これはやっていいこと?」
と聞くと、今にも泣きそうな顔で首を横にブンブンふります。
「なんにも考えないでやっちゃった?」
今度は縦に首をふります。
「こういうときはなんて言ったらいいの?」
「・・・・ゴメンナサイ」
父ちゃんいわく、男子はものごとをやらかすときに
「怒られるかもしれない」
と先に思うことはないそうです。
やらかしてから
「あ、これ絶対怒られる・・・やべえ」
と思うらしい。
「俺も、そういう子どもだったわ。ゆるしてやるよ」
とのことで、大岡越前守のお裁きは終了したのでありました。
めでたしめでたし。