イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

トップダウン方式の終焉

昨日は高校野球の決勝。

あ〜夏が終わっちゃったよ〜〜〜高校野球ロスだよ〜〜〜。

 

まさに、昨日の決勝は

ボトムアップ×ボトムアップの対決でしたね。

自主性×自主性、とも言えるかな。

いかに自分で考えるか、

言われてやっているうちはまだまだ、

そんなことを考えさせられました。

トップダウン方式はもう古いね。

歯を食いしばって苦行に耐えて勝利を手にするんではなく、

自分の好きなことのために時間を費やし自ら考え実践して成長する、

そういう心の持ち方がいかに大切かを教えてくれたような気がします、両校とも。

 

須江監督が、試合終了後にわざわざ相手チームの主将と丸田(試合開始直後に先頭打者でホームランを打った彼)のもとを訪れ、声をかけていました。

こんな監督なかなかいないよね。

須江監督の姿には、共感力、という言葉を感じます。

 

今朝の朝刊で読みましたが慶応の監督は自分を、「監督」と呼ばせないそうですね。

対等な関係性を常に意識して部員たちと向き合ってきた、と書かれていました。

フォームについて、部員と監督が議論する、ってすごいレベルの高さよ。

 

春先のWBCのチームを見ていても思ったけど、

やっぱり、華のあるリーダーが引っ張るだけではだめなんですね。

カリスマ性とかほんと必要ない。

一人ひとりが主役、全員が主将、そのくらいの気持ちが大切ですね。

チームメート同士が共鳴し合うような関係性づくりを常に念頭に置いて、

風通しのよい人間関係を保つ。

それをしていたらおのずとチーム力は上がるでしょう。

これは、一般の会社の組織づくりでも言えることですよね。

社長ばかりが威張っていたら会社はおしまいです。

管理職はものを言うんじゃなくて、調整役くらいでちょうどいい。

トップダウン方式は、伸びようとする人間の頭の上に邪魔な天井を置くようなものだと思います。

 

信じて任せるってとてもむずかしいけど、それができたらほんとすごいことが成し遂げられる、

という証明を見た気がする決勝戦でした。