今、加入している生協で講座を受講しています。
その名も「ノーバディーズ・パーフェクト(NP)プログラム~完璧な親なんていない~」。
カナダ保健省が1987年に始めた親支援プログラムで、
0~5歳までの子を持つ親を対象にしています。
日本でも、自治体によっては頻繁に開催されているようです。
たとえばお仕着せの、座って聞いているだけの講座のような、
ああしなさい、こうしなさいというような内容のことは一切なく、
本当に、その時その時で刻々と変わる子育ての悩みに対して、
どう、自分が解決していくか、
その解決方法をひたすらみんなでわいわいしゃべりまくりながら学びます。
進行役(ファシリテーター)さんのお梃子をたよりに、
参加者さんたちで話し合いたいテーマを出し合って、
そのひとつひとつにアクセスしていきます。
子どものことはもちろん、
家族関係だったり、友人づきあいだったりもします。
どのテーマがいい、とか絞ることはなく、
すべて、出たものはOKというのがとてもいいな、と思いました。
講座は全6回。
今日で私は3回目の受講なんですが、
とにかくこの講座、とてもいい!!!
より、たくさんのお母さんに受けてほしい、と思いました。
何より、私自身が楽になりました。
まあ、大きな悩みを抱えていたわけじゃないんですけれどね、
NPのコンセプトがすばらしい。
テキストに書いてある文章に、はっとさせられることしばしば。
(ま、テキストはもともと使わないと言えば使わないんですけれど。)
前回、ふと読んだページがものすごく私は腑に落ちて、
胸のど真ん中でした。
以下抜粋↓
「”愛情と甘やかし”
かんしゃくもちの子どもは、ほしいものが手に入らないと怒りだします。
この要求をのむことは甘やかしになるでしょう。
でも、怒りを発散させる機会を与えることは甘やかしにはなりません。
親がよいと感じて与えるプレゼントやごほうびは、子どもを甘やかすことにはなりません。
親が本当は与えるべきでないと思っているものを、子どもにせがまれて与えてしまうことは、甘やかしになります。」
子どもたちへの本のプレゼントについて、ちょっと思うところがあったので、
この文章にすごくうれしくなりました。
私は、本にかけるお金は惜しくないと思っているのですが、
本をこちらから本人の意思でなく(とは言え、そんなに頻繁ではありませんけど)プレゼントするのは、おしつけになるのかな~などと少し思っていたのです。
でも、やっぱりいい本を身近に置いてあげたい!
と思った気持ちは、それはそれで良かったんだな、と。
そして極めつけはこれ。
「よい親であろうとすることは、精神的にも肉体的にも大変なことです。
親であることは、常に想像以上のエネルギーを必要としています。
子どもは何度も挑戦することで、新しいことを学んでいきます。
誰も完璧ではありません。
あなた自身の判断を信じてください。
子どもたちのよい親であると信じてください。
あなたが自分を好きになり、自分を信じることができるなら、
子どもも自分を好きになり、自分を信じることができるでしょう。
そうすれば、あなたは子どもに伝えやすくなり、子どもはあなたから学びやすくなるのです。
親であることはやりがいのあることです。親であることの踏み込んでいけばいくほど、
そこからより多くのものを得ることができます。
いとおしさとともに、「よくやった」という達成感が感じられることでしょう。」
そう!
日本の親教育プログラムには、
自分を好きになって自分を信じてください、
なんてどこにも書いてない!!!!
素晴らしい!!
と、この文章にわたしは盛大な拍手をおくったのであります。
そう、自分を好きにならなきゃ!
自分がハッピーじゃなくっちゃ!
子どもにハッピーでいてほしいなら、まずは自分が満たされていなくちゃね!!
まだまだ伝えたいことたくさんあります。
後日また書きたいと思います。
今日も講座、楽しみだなあ~~
NPプログラムについて詳しく載っている公式サイト2件は以下です。
NPO法人子ども家庭リソースセンター | NPO法人子ども家庭リソースセンターは子どもの健やかな育ちのために子育て家庭を支援します