イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

鉛筆削り

数日前、長男が手動の鉛筆削りを使っていたら

「うあっ!!」

と大きな声を出したので、どうしたのかと思って見てみたら

ハンドル部分がボキっと折れてしまっていました。

 

白い本体に水色の屋根のついた昔の駅舎のデザインの鉛筆削りで、

長男のお気に入りでした。

一年前に、長男の入学祝に私からのプレゼントで贈った品でもあったので、

めっちゃがっかり。

 

みなさんご存知とは思いますが、

手動の鉛筆削りというのは、芯が折れて詰まったときのために

ハンドルと回転刃の部分は本体から外せるようになっています。

ここの部分さえ取り換えられればまた使えるだろうからと思い、

その部品だけ買えるかどうか、製造元に問い合わせてみました。

 

すると、

「壊れてしまったものを宅配便にて送ってください、

 無償にて修理いたします。1週間ほどでお手元にお返しいたします」

との返答!

行きの送料のみ負担して欲しいとのことでしたが、

それでも嬉しい!!

 

長男に、

「タダで直してくれるって!!」

と報告すると、とっても喜んで

「やったー!また使えるね!」

とニコニコ。

二人で梱包して、

『しゅうり よろしくおねがいします』

と長男の文字でお手紙を入れて発送しました。

 

ちなみに、この鉛筆削りはカール事務器という会社のもの。

メイドインジャパンにこだわっている事務器の老舗で、

葛飾区立石にあります。

私も、去年鉛筆削りを買おうと思った時に、

メイドインジャパンのものがいいなと思って探してこれを買ったのでした。

 

なんでも100円店で安く手に入る時代になってしまい

すぐ壊れても惜しげもなく捨てられて、

また新しいものを買えばいいや、

という時代になってはいますが、

私はどうしてもそういう気持ちになれずにいます。

長男はそういう母を見て育ったせいか、

ちびっちゃくなった鉛筆もぜんぶ削って、大事に綿棒の空き容器に入れておくような性格。

 

壊れても、直してくれるなんて素晴らしいね!!と私が言ったら

ほんとだね、おれ、あの鉛筆削り気に入ってたからさ、と長男もうれしそう。

ものを大事にする気持ちが長男に伝えられて私もうれしいです。

カール事務器さん、私たちの気持ちに寄り添ってくれて本当にありがとう!!