イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

次男と草取り

保育園ライフが終了し、次男と三男チビ太と私の3人で過ごす日々がスタートしました。

(次男、三男と書いていると途中で自分もごっちゃになるため、三男は”チビ太”)

次男はきょうだいでも3番目というだけあって、甘え上手。

気難しいところがまったくなく、その上ひょうきんな性格です。

 

そんな次男との、ひさしぶりの家での暮らし。

母ちゃん独り占めしていた夏前とは違い、

チビ太も加わっているし、どうなるのかなー、

大変だろうなーと思って覚悟していました。

 

今日は午前中、

国道をはさんですぐ近所の恩師宅へ。

大根をたくさんもらい、

たわわに実った柿をもぎとりさせてもらいました。

広いお庭で自転車や乗り物でひとしきり遊ばせてもらった次男はルンルン。

 

家に帰ってきてからは、

私といっしょにサツマイモを日に干したり、

草取りをしたり。

草取りの途中で突然次男が、

「**ちゃん?(姉の名前)」と私に聞いてきました。

「**ちゃんね、保育園だね、しぇんしぇー(先生)だね」

「しぇんしぇ?」

「そうだね、先生だねー」

「しぇんしぇ!」

行きたいのかなーと思って、

「あなたも保育園行くー?」

とたずねてみたら

「ない!」

と首を横に振っていました。

そのうえ、顔に手を押しやって「えーんえーん」と泣きマネして見せるので、

「保育園行ったら、泣いちゃうの?」

ときいてみたところ

「うん!」

ときっぱり(笑)

小さいのにすごい自己主張!

しかも、言葉の意味ぜんぶわかっているんですね。

すごいもんだ、2歳1カ月児!

なんだかんだ言って、やっぱり家ってのはいいもんなんだろうなーと

幼ごころの本心を垣間見た思いがしました。

 

途中、草の中からカタツムリのからを見つけた次男。

「おー!! ごーい!(すごーい)」と歓声。

「すごいねー!」

と返事をしたらうれしそうにアスファルトの上に並べていました。

朝顔を片付けしたら、

種がいっぱいこぼれました。

「た、ね? た、ね?」

「そう、たねだねー じょうずに言えたねー」

「じょーずー!!」(拍手つき)

 

チビ太はベビーカーの中に入れておき、

次男とふたりでしゃがみこみながら草取り。

「く、しゃ?」

「そう、くさだねー」

「ぱーい!(いっぱい)」

「いっぱいだねー」

「おっきーい!」

「草、おっきいねー」

「ねー」

 

なんとも言えぬ穏やかなやりとりに、

私のほうがいやされて、

ああ、長男がこのくらいの年齢だったころ、

私はこのくらい穏やかに接してあげられていたかなー・・・

と日なたの草の中で静かに反省する母34歳。

次男との暮らしは想像以上に穏やかで、

次男といっしょにいられるだけでしあわせな気持ちになってきます。

 

普段、ほんとうに忙しくて、

これ以上仕事が増えたらどーなっちゃうんじゃー!!

ってくらい忙しかったけれど、

なんにも考えず、

無心で次男と草を取るこの今こそが、

暮らしだなー、かけがえがないなーと感じました。

いい母ちゃんなんかじゃなくていい、

大好きな母ちゃんでいよう、

そう思えて、心が軽くなりました。

 

午前中、恩師が私に

「母業は、何にもかえがたい尊い仕事だよ」、

とかけてくださった言葉もいっしょに胸にこだまし、

つくづく、自分にとってはこれこそが唯一無二の暮らしだなー、と思ったのでした。