昨日、大そうじ。
大そうじとは言っても、
あまりやりたくないので(笑)
しめ飾りを飾るのに、さすがに玄関くらいはきれいにしとこう、
くらいの気持ちで、
軽く、さらっとやっとこー、
と昼食後、おもむろに掃除を初めてみました。
玄関の靴という靴を全部外へ出し、
ガラクタ荷物も出し、
ほうきで掃いて、
そのあとタイルを雑巾がけ・・・・・
という算段でおりました。
超ゆるゆる、カメのスピードでのんびりやっている母の姿を、
玄関に取り付けた簡易柵の向こう側から見守る二男(笑)
かあちゃん、なにやってんの
おいらも外に出たいよ~~~
ってな感じで。
きみが外にでると、
面倒見切れないからそこにいなさい、
と言いながら作業を続ける私。
掃き掃除が済んだところで、
父ちゃん登場。
なぜか作業着。
「おれ、やろうか?」
連日の仕事で疲れてる、と言ってたので、
別に父ちゃん手伝ってくれなくてもいいやー
と思って頼みもしなかったんですが、
私の、あまりのちんたら具合に見ていられなくなった様子(笑)
真打登場です☆
父ちゃん、本業は植木屋ですが、
壁紙クロスの内装のほか、
ハウスクリーニングもやるのですよ。
換気扇、お風呂、トイレ、窓・・・・その他もろもろ。
お掃除に関して、プロであります。
でも、外で一生懸命やっているので、
自分ちはやりたくないらしく(笑)
家の掃除はほとんどしてくれませ~ん。
そんな父ちゃん、
本気で掃除を始めてしまいました。
なんと、玄関の引き戸をはずして洗い、
窓もはずして洗い、
窓の桟も水洗い。
残った水は業務用バキューマーでがんがん吸い取っていきます。
昔ながらの欄間に飾りのついた玄関なので、
そこも溝という溝を洗い、拭き、
きわめつけは床タイルを洗剤とタワシで手洗い。
最後は水を流して、
拭きあげまで・・・・!!!!
「ここの窓、おれがこれまで仕事した中でいちばん汚い!」
と小さく叫ぶ父ちゃん。
そうだろうね、
きっと、きれいずきだったじいちゃんが20年前になくなっちゃって以来、
誰も今までしていないと思う(笑)
「窓の外側より内側が汚いってどういうことだ・・・・!!」
明りとりの窓を拭きながらまた小さく叫ぶ父ちゃん。
そうだろうね、そこもきっとじいちゃん以来だろうね・・・。
とにかく、やり出したら止まらない状態となり、
子どもたちは
「いつになったら玄関に入っていいの~~~?」
とぼやいてました。
いいから表の窓から出入りしなさい!と父ちゃんに言われてましたが。
1時間ほどの掃除で、玄関は見違えるほどとなり、
きれいに拭いた靴箱の上には
娘がお店で選んだピンク色のチューリップの切り花と、
長男が組み立ててくれた鏡餅を飾りました。
なんでお掃除なんかするの?
と娘。
「きれいにしないと、お正月さんが来ないんだよ」
と話しました。
「へえ~~。」
「なんでお餅飾るの?」と長男。
母 「神様が、お餅がとっても好きなんだって。
だから、お餅かざっておくと、
神様が来てくれるんだよ。」
長男「でもさ、みかんも好きなの?」
母 「・・・たぶんね」
長男「食べてても、神様っておれたちの目に見えないんでしょ?
なんで見えないのかな」
母 「神さんがみんなに見えちゃったら、お願いかなえてください、
とか、助けてください、とかつかまっちゃって、
いろいろやっかいだからだと、お母さんは思う。」
長男「なるほどね!そうだね!!」
ご納得いただけた様子(笑)
新潟の米の名産地のわらを使った、
農家のおばちゃんお手製の素敵なしめ飾りも無事に父ちゃんが取りつけてくれ、
玄関はすっかりお正月ムード♪
娘、おもむろに玄関をあけ、
家の出入り口のほうを見やり、
「・・・・・おそいなあ。
お正月さん、なに(し)てるんだろ・・・
まだ来ないみたい。。。」
不本意そうにつぶやくその姿に、
母は笑いました。
「お正月さん」という来客が、
ピンポーン♪ とやってくると思っているらしい(笑)
かわいいなあ・・・3歳児!
玄関掃除が終わった父ちゃんはそのまま勢いつき、
トイレへと移動。
トイレも古いせいで、
普段の掃除では落とせない汚れでどうにもならないでいましたが、
水を掻い出してマイナスドライバーでこすり落とし、
さらにはフタもはずして洗ってくれ、
溝に入っていた汚れもどこへやら!!!
ものすごいきれいになりました!!!
玄関、トイレがきれいになり、
もう、今年の大掃除はこれにて一件落着~
ってことにしてしまおう!!
台所は、父ちゃんの機嫌のいいときにまた頼もう!!
夕方になり、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴りました。
娘が「お正月がきた!!!」
と叫んで玄関に走りましたが、
あけてみたら、暇つぶしにやってきた、私の実家の父でした(笑)
「な~んだ。じーこだった。。。」
がっかりする娘に、
「え、なんで・・・」とじーこは軽くショック受けてました(笑)