イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

扇風機

扇風機が壊れました。

正確に言うと、壊されました。

二男が、突進していって「ガシャーン!」と。

倒れた拍子に羽が欠けたらしく、欠けた羽がさらに回って

「ガラガラガラ!!!!!」と!

そばにいたばあちゃんは慌てるばかり!

料理していた私は急いで駆けつけてコンセントを抜きました。

 

去年叔父から「これ、捨てるんだけど使うか?」と言われてもらった扇風機で、

すでに10年以上使用していたと思われる代物で褪色もはげしく、

壊れて惜しいものではなかったのが幸い。

 

そんなわけでこの扇風機は、粗大ごみ行きとなりました。

壊れた日の翌朝、長男に

「これ、粗大ごみ置き場まで歩いて一人で運んでくれたなら、

 アルバイト代あげたいと思うんだけど、どう?」

と仕事を持ちかけてみると、ノッてきました。

「いいよ! 何円くれるの?」と長男。 確認するあたりが抜かりないね(笑)

「うーん、30円でどう?」と私。

「いいよ!!」

 

30円じゃ安かったかな・・・・・と思いながらいましたが、

長男にとっては10円もうれしい!

そんなわけで、

子どもにとっては重たいであろう扇風機を、

よいしょよいしょと運んで、

子どもの足で片道5分ほどかけて持って行ってくれました!!

 

車が危なくないかなーと思いながら田んぼのこちら側に立って、

長男の様子を娘といっしょに見ていましたが、

長男は私の視線には全く気付かなかった様子で、

立ち止まって田んぼの中をのぞいたり(重たい扇風機を持ったまま(笑))、

自分の背より大きいヒマワリに出会って驚いて見上げたり、

よいこらよいこら、マイペースで運んでいく様子が丸見え(^^)

そしてミッション完了で、帰りはダッシュ!!

子どもって、どうして走るんでしょうねえ(笑)

 

扇風機運びを頼む前に、実は、家にある燃えるごみの袋も4袋、

ゴミ集積所まで出してくれていた長男。

前に庭を掃除したときに切った枝などが車庫にたくさん積んであって、

それを運んでくれたのです。

「朝から文句ひとつ言わず一生懸命やってくれたので、ボーナスつけときます!」

と、扇風機運びとゴミ出しで、100円渡しました!

普段、母ちゃんはぜったいに現金をくれないと知っている長男は驚いて

「えー!!!おかあさんのお金がなくなっちゃうから10円玉でいいよ!!」

と、なんと遠慮するではありませんか!!

なんか、胸がいっぱいになってしまい、もう1枚100円玉が出そうになりましたが、

ここはやっぱり支払い100円で(笑)

 

「おかーさん、扇風機買うお金残ってるの?」と心配そうな長男。

そうそう、扇風機買わなくちゃ~!忘れてた!