長男。帰宅してから、なんだか元気がありません。
体調でも悪いのか?と思って様子を見てみるも、
なんだかそうでもないみたい。
疲れたのかな、と思ってそっとしておきました。
夕飯もいらない、お風呂もいい、
もう歯磨きして寝る、というので、
居間で寝ていいよ、運んであげるから、と父ちゃんが声をかけました。
長男はさみしがりなので、一人では寝られません。
どうも疲れたみたいだねえ、スイミングの日ならわかるけど珍しいね、と夫と話しながらいました。
全員が風呂もすんで、では消灯~となって布団へ長男を運びいれたら、
長男はえーんえーんと泣き出しました。
いつもの夢遊病か?と思って気にはかけつつほうっておくも、
夢の中とは違ってどうも正気なようす。
いよいよ泣き声としゃっくりがうるさいので別室へ連れて行き、
泣いているわけを聞き取り調査。
なかなか話し出しませんでしたが、
久しぶりにしっかり膝に乗せて抱っこして、
どうにか落ち着いたところで質問したら、
答えてくれました。
どうも、保育園でいろいろあったようす。
話を要約すると、どうやら年下の女の子に、いじわるされたようです。
その場でいやだと言えず、
さらには年下で女の子だしやり返すこともできず、
わだかまったまま帰宅し、自分の中でもうまく消化できず、
いやな気持ちだったみたいです。
ちょうど数週間前に、ひざをひどくすりむいて帰宅したことがありました。
外遊びをしていたら、お友達にどつかれてこけてしまったとのこと。
そのときに、話を聞きながら、
「やめてよ!」と言えるようになるといいね、という話をしたのですが、
どうも今回も言えなかったようすで。
外ではけっこう我慢してしまうタイプみたいです。
大人になると、相手に「やめてよ!やだよ!」とはっきり言えないことが増えてくるんだよ、
だから、子どものうちくらい、どんどん言っていいんだよ、と話しました。
NOと言うのは、なかなか日本人にはできない場面が多いなあと感じる私。
かくいう私も、いやだなあと思うことがあっても、つい相手の顔色をうかがって、へらへらしてごまかしてしまうことしばしば。
NOと言えたらスッキリするのになあ・・・と、家に帰ってから思うことよくあります。
長男は私に似たのかなあ~
でも、年下だし、女の子だからやり返せなかったんだね?と聞いてみたら「うん」とうなずいていましたっけ。
「あなたはつよい心とやさしい気持ちを持っているから、そうできたんだね。えらかったね」と声をかけました。
詳細な事情はわかりませんが、きっと、彼なりにけっこう傷ついたんだろうなあ~と想像しました。
小学校に行ったら、きっと女の子はもっと情け容赦ないでしょうね(^^;
強くなれ、長男・・・!と心で思う反面で、
もっともっとと成長を要求しないで
今のままの長男をありのまま、というのでもいいのかな、と思ったりもしました。
ありのまま受け止めてあげていたら、そのうちきっと、プラスの力をためてためてびよーんと自分からバネをのばしていくかもしれない・・・そんな気もしました。
繊細なんだなあ~うちの長男。