イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

教頭先生

「おれはねー、学校の先生のなかで一番、教頭先生が好きなんだよ」

と長男。

「怒っているのを、見たことがないし、話を聞いてくれそうだから」

というのがその理由だそうです。

あーなんかわかるわ~、

と思いました。

というのは、教頭先生はとても穏やかで優しい方なのです。

 

先日、こんなことがありました。

「兄ちゃんがこれ忘れているよー!」

娘が、連絡袋(連絡帳+宿題プリントが入ったファイル)を私のところに持って来ました。

あれー。宿題忘れじゃん。

長男は10分前に出たばかり。

もしかしたら、まだ歩いてるかな?

と思い

「持って行ってあげて!」

と娘にお願いしました。

 

つむじ風のように走って行った(しかも下駄で!)娘ですが、

「もう誰も歩いてなかった」

と残念そうに帰ってきました。

外で、ハシゴを積んで現場に出る準備していた父ちゃんがその様子を見かねて

自転車で学校まで行ってくれることになりました。

大人が自転車なら、校門まで1分です。

 

校門では、教頭先生が掃き掃除をしていたとのこと。

父ちゃんは長男の名前を告げて、

お願いできますか、と預けてきたそうな。

あとで長男に聞いたところ、

「お父さんが届けてくれたよ~」

と教頭先生はそのまま長男の教室へ直々に行って届けてくれたとのことです。

 

長男の通っている学校では、

下校時に先生たちが代わる代わるついてきてくれます。

お忙しい中本当にありがたい!

担任でない先生とも、いろんな話ができたりするんじゃないかな?

いいコミュニケーションの時間かもしれないなあと私は密かに思っています。

 

その日、下校時に教頭先生がうちの長男のそばについて歩いてくれていたそうです。

すると教頭先生、長男との別れ際に

「今日帰ったら、お父さんにアリガトウって言いなね~」

とにこにこしながら言ってくれたそうな。

 

たとえば、

明日は忘れものしないようにね、

なんていう小言のひとつもあっておかしくないというのに、

教頭先生はぜんぜんそんなこと言わなかったとのこと。

 

なんていい先生!!

私の中で教頭先生のイメージがぐっとランクアップしました(笑)

それにしても、

長男の人を見る目のたしかさにおどろきました。