私は、本がすきです。
子どもが生まれてからというもの、
本を読む時間を確保できずにいますが、
それでも、活字中毒とでも言うべきか、
文字があると読みたくなります。
そんな私に中身がそっくりな長男も、本がすきです。
先日、出かける用事があり長男もいっしょにと声をかけたら行きたくないと渋られ、
困ったなあと思っていたらふと、
市立図書館のそばを通ることを思い出し、
「じゃあ、お母さんたちが用足ししている間、図書館にいるっていうのはどう?」
と提案したらこちらがびっくりするくらい喜んだので、
図書館で留守番していてもらうことにしました。
いい? 図書館で留守番していてもらうけど、
次のことを約束しよう、とお互いに確認。
・知らない人に「お母さんが呼んでいるよ」と言われても、絶対についていかないこと(お母さんは知らない人に用事を頼むことは一切ない、と補足)
・図書館から移動しないこと(迎えに行ったときに、探せなくなるからね、と理由も添えて・・・)
・本当に困ったことがあったら、図書館の人にお願いして、お母さんの電話番号に電話をかけてもらうこと
お母さんの携帯の番号はこれだよ、と長男の図書カード入れにメモをさしこみました。
かくして、30分後に図書館へ迎えに行くと、
長男の図書貸し出し袋はいっぱいになっていて、
それでもホクホクとうれしそうに本棚の前に座り込んで本を読んでいました。
ほんとに本が好きなんだね。
帰宅して、本の袋をさかさまにした長男。
ざざーっと出てきた本はすべて、淡水魚、淡水魚の飼い方、飼育図鑑・・・・魚ばっかり!!
最近、小学生新聞に「さかなクン」が載ってくることがときどきあり、
さかなクンの描く魚の絵がものすごくうまいことを知った長男はすっかりさかなクンを尊敬し、
「ああいう絵を描けるようになりたい」
と日々、魚の絵を描くのに熱中しております。
淡水魚に関しては、もうびっくりするくらいに詳しくて、
ページまるごとインストールしているかのようにいろんな情報を知っています。
**は体長##cmくらいで、こういう場所に住んでいて、こういう特徴があって・・・
なんてペラペラしゃべるので正直、驚きます。
好きなことに熱中するのはほんとにいいことです。
相変わらずSLは好きだけど、
「前ほどじゃない。今は魚。」
とは本人の弁。
先日は、たまったお小遣いで自分で”タイリクバラタナゴ”を買いました。
玄関で、金魚とともにタナゴさんが泳いでいます。
不思議なもんで、
金魚さんとタナゴさん、すごく仲良しです。
すると長男
「そりゃどっちも、フナの仲間だからね。」
訳知り顔でそう言うので母ちゃんは噴き出しました。
すると隣にいた父ちゃんが
「おう新入り、おめえ、赤くねえなあ って金魚が言ってるよ」
と言うのでみんなで大笑い。
母ちゃんや父ちゃんの知識には限界があるけど、
本は無限です。