イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

メガネ

子どものころから、ずっと決めていました。

「寝ているときに地震が来たら、すぐにメガネをかけること。」

メガネは高いところに置きなさいと何度両親から言われても、

旅先であっても、

メガネは枕のすぐそばに置かないと気が済みませんでした。

万が一のときにメガネがなくっちゃ、私は何にも見えないからです。

 

一昨日の地震

8時就寝のわが家はすでに家族全員眠っていたのですが、

すぐに地震に気が付き、父ちゃんも私も飛び起きました。

メガネケースからメガネを取り出し、慌ててかける私。

「やばいな、でかいかもしれない」

と父ちゃんが言った瞬間に

初期微動よりあとにあの何とも言えない音の緊急地震速報が鳴りだし、

心臓はバクバク。

これより大きくなるの?!

ど、どうしよう・・・

と寝ているチビ太を抱え、恐怖におののいているうちに

地震はだんだんに収まってきました。

ああ、何事もなくてよかった・・・・。 

震源地にかなり近かったため、地震速報のほうがあとに来たようです。

 

それにしても子ども時代から

「まずはメガネ、メガネ!!」

と心に刻んできた甲斐あってか、

寝ているときの地震でほぼ反射的にメガネを取る私。

小学校2年生の時からメガネをかけてますが、

0.1以下のひどい近眼になったのは中学生前後からで、

およそ20年くらい、

地震がきたら、メガネ!」

と心に唱え続けてるということです。

20年の成果はすごいです。

考えなくても、メガネに手が伸びる。

 

それでも、やっぱり地震はすごく怖いのでうろたえてしまいます。 

とっさのときに、まずどうしたらいいのか・・・

うろたえてる場合じゃなく、できることやらなくちゃと思うのに。

先日ラジオで、子どもを対象に防災教室の出前をしている人がお話をしていて、

「テーブルなどの下に避難したあと、

 頸椎を守るように手首で首の後ろを守ってあげることが必要です。

 両手でもいいし、カバンとか、何かそばにあるものでいいです。

 頸椎はとても大切です。

 あとは、緊急地震速報が鳴ったら、

 倒れてくるような棚がそばにないか、

 照明や時計などの落ちてこないかどうかすぐに見まわして確認して」

と言っていたのが印象的でした。

子ども時代に、私はどうやって教えられたかな~と考えていたら、

学校の避難訓練では

「机の下に入って机の脚を持っていろ」

と言われたような気がしました。

たしかに、机は大地震では移動してしまうだろうなあ~

だから脚を持てと言われたのかも。

あの時代より、ずっとずっと地震は頻繁になり、

災害が身近な時代になってしまいました。

そう思うと、防災も進化していると思いたいです。

 

メガネ!のあとを考えなくっちゃ。

さしあたって、子どもたち4人を守ってやらなくちゃいけませんからね。

おとといは、

「これが前ゆれで、万が一大きな”本震”が来たら・・・」

と思うとぞっとして、おんぶ帯は枕元に置いて寝ました。

緊急時に避難するにも、チビ太を抱いていたら何もできません。

防災用品もさることながら、

緊急地震速報の直後にまず何をするか、シュミレーションをする必要ありですね。