強い北風も収まり、久しぶりにあたたかい晴れ!
待ってました~昨日も元気に外回り営業with営業部長。
あたたかい市街地を自転車で走り抜けながら、
あ~春もすぐそこだ、とほころぶ梅に心も笑顔。
自転車でまわっているうちに、
おうちの南側にある大きな木(半分くらい枯れている)が、部屋にかぶさって日陰を作りだしているであろうという家を見かけました。
一瞬迷いましたが、思い切ってピンポーン。
玄関に出てきてくれたおばあちゃんに
「すみません、おせっかいとは思いつつも・・・ この木が、お部屋の日陰になっちゃっているんじゃないかと思って・・・ よろしかったら庭のお手入れさせていただきますので」
笑顔でチラシを手渡し!
「あらまあ御苦労さんね。 お父さんと話してみるわね」
背中で眠ってる営業部長に気が付き、おばあちゃん「おやまあ」とびっくり。
古い住宅街をまわるうちに、
とくに、お年寄りは自分で植木の手入れができなくなってしまって困っているのではないか、という気がしてきました。
出かける前に、父ちゃんにたずねられたことを思い出しました。
「なんでそんなに仕事につなげられるの?
すごい命中率だよね。
どういう心もちで外回りしてるの?
ぜったい仕事につなげる!! っていう感じなの?
・・・・しかもおまえ、無賃労働じゃねえか。」
わかってるんだったら時給800円くらいくれ!というツッコミを飲み込みながら(笑)
「よくわかんないけど・・・自分が営業だなんて思っていないんだきっと。
お金につなげたい、という気持ちじゃないんだよね」
その返答に父ちゃんは不思議そうな顔をしていました。
それこそ最初は、「冬のあいだ仕事がねえ、食うに困るかもしれねえ」という家計のピンチから「よーしアタシにまかせときな!!」と奮起したチラシまきでしたが、
なんか、2回目以降は”お金云々じゃない”という気持ちで出かけている自分に気が付いていました。
それは、営業実ってお仕事させてもらったおうちで、
お客さんがとってもとっても喜んでくれた、
松が80年経てなりたい姿になった、
という話を聞いてからもっと深くなりました。
自転車でまわっているうちに気が付きました。
そうか!わかった。
私は、誰かに喜んでもらいたいんだな。
そこのうちで困ってることがあれば、
父ちゃんの腕で解決してあげたいって思っているんだ。
あの木がもう少し枝を抜いて透かせれば、リビングはもっとお日様が入って暖かいだろうに・・・とか、
せっかくいい形をしている松、弱ってきてるなあ、父ちゃんの腕でどうにか元気にしてあげたいな・・・とも思ったり。
木に脚立を立てかけたまま長いこと放置してある家も3軒くらい見かけ、
きっと脚立にのぼることが困難になったおじいちゃんが手入れもできなくなっちゃったのかな・・・
と想像したり。
造園屋さんを頼むと、
地下足袋はいた頑固職人風なおじいさん親方が弟子を数人連れてきて、
半日しか仕事してないけど一日分の請求をされて、
それがしかも「一式 五万円」
とかの請求で、決して明朗会計とは言い難い請求書だったりします。
だからみんな、植木なんかのびていてもいいや、だってお金かかるし・・・
ということになってしまうんだろうなあ。
白い軽トラに脚立を積んで、
31歳の若い庭師さんが「こんにちはー!」なんて笑顔で颯爽とやってくるイメージなんてないでしょう、間違いなく。
しかも、おじいさんおばあさんの昔話に、お茶の時間にはニコニコしながらお付き合い。(とっても喜ばれているそうです。外では聞き上手なんだろうか)
料金だって、4時に終われば
「1時間早く終わりましたんで、2000円分お引きしました!」
これまたニコニコと割引していくんですから(笑)
今回、1月も終わるので新春キャンペーンなる文字をやめて
春のキャンペーンに変更し、
『剪定1本2000円~』に加えて
『消毒1本1500円~』の項目も追加しました。
これから暖かくなってくると虫に悩まされることも増えてくることでしょう。
その時に、「何の薬まいたらいいかわかんないなあ。 しかも高いところ届かないし・・・ そーいや前に植木屋さんのチラシ入っていたなあ。」
そんな風に思い出してもらえたらいいなあと思いながらチラシまき。
緑も、春本番から夏が伸び時。
1本2000円から・・・・ってあの植木屋さんなんだっけ?
「思い出してちょーだいネッ!」
そんな気持ちでポストにIN!
チビ太を背負って走る自転車。
営業じゃなくて、これは種まき。
帰宅してからの充実感と空腹感がすごいすごい!(笑)
夕飯は焼き餃子60個、家族5人でぺろりとたいらげました。
動いて食べて、健康健康!!