イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

姉と妹

土曜夕方、鍋の材料のキノコが足りなくて、

いちばん近所のお店へ子どもたちと買い物に行った時のこと。

お店の中で、私の顔をじっと見つめる人を私の約2m先に発見。

「あれ?保育園とかで一緒のママかな?」

と思いながら近付くと、

その人は驚いたような表情で私の顔をじっと見つめ、

「E子!」

と小さくさけびました。

びっくりしたのは私。

E子は私の姉の名前です。

なんで私の姉の名前を?!と思って相手の顔を良く見ると・・・・

 

姉の小学校時代の一番仲良しだった友達、ミッチャンではありませんか!

「・・・ミッチャン!」

と言ったら

「E子!!」

今度は確信を持って私をE子と呼ぶではありませんか。

 

「えーと、私は妹のほうなんです。」

と返答すると

「うそっ!ごめんね E子にソックリ・・・!!」

 

私は2人姉妹。

姉とは年齢が4つ、学年では5つも離れているため、

姉が小6のときに私が小学校入学で、

小学校もたった1年しか一緒ではありませんでした。

年齢が離れている上にしかも顔も性格も似ていず共通点が一切ないため、

「血がつながってなかったら友人にもならなかったであろう」

と身内全員が認める似てない姉妹。

その似てない妹が初めて姉に間違われ、すっごい驚きました。

 

ミッチャンいわく、

「中学生時代のショートカットのE子にそっくり!」だそうで。

 えー、そうなのかあ。

姉はつり目のキツネ顔、私はたれ目のタヌキ顔。しかも私はメガネかけているしなあ。

ちょっとだけ世間話をしたあと、

「E子によろしくね!」

と別れました。

 

家に帰ってから姉に、

「ミッチャンに会ったよ、人生で初めて姉ちゃんに間違えられた!」

とメールしたら姉からも「えー!ミッチャン元気だった?! 私はアンタに間違えられたことないわ(笑)」と返信が。

「似てないと思ってるのは身内だけなのかなあ」

とお互いに似てないことを重々承知なだけに、

人違いされたことを二人でかみしめたのでした。

ちなみに、似てない姉妹ではありますが、

姪(姉の子)もびっくりするほど似ている箇所がひとつだけあり、

それは、手の指のかたちがそっくりなこと。

私の右手と姉の左手を合わせると、

まるでワンセットになっちゃうくらい同じつくりになっています。

遺伝子ってすごいもんだな。

 

別れ際ににっこり笑ってくれたミッチャンの顔は、

30年前のミッチャンのお母さんにそっくりでした。

うーむ、やっぱり遺伝子ってすごいや。