イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

ニセ札

わが家はめっちゃ小さい単位の個人事業所ですが、

一応、ごっそりとレシートとっとくだけじゃなく、

エクセルで手作りした現金出納簿を使って、月ごとに、経費云々わかるようにワタクシが管理しています。

父ちゃんは、私にレシートを投げておくだけでOKです。

 

さて確定申告も先月、無事に終わりました。

年間通して経理やら事務仕事やらいろいろやっているけど、

じっさいには、私には給料というものがありません。

そんなもの、出せないってのもわかる。

が、しかし!

一年とおして地味な仕事を積み重ねてこそ、確定申告ってのはできるもの。

そこんとこわかってんのかな、父ちゃん・・・?と常々思っておりました。

そこで、いつもより機嫌がよさそうな父ちゃんをつかまえて、

しかも、2杯くらいワインが入ったところで、言ってみました。

 

私「あのですね、社長さん、確定申告も無事終わって、

  おいくらか手間賃いただきたいんですけど、どうでしょうかねえ?」

そう、おねだりです(笑)

夫「えっ、なんでだよ。うちに余分な金はありません。」

私に払う事務手間賃が、余分な金だと?!

なぬっときた気持ちはおさえて、ここが踏ん張りどころ。

私「いやいや、年間とおして管理しているからこそ、

  確定申告が無事にできたってことなんですよ、そこんとこわかってます??

  ・・・・年間管理料で一括でいいから、給料ちょうだい!!」

夫「給料? なんだよ、欲しいもんがあるなら、サイフも通帳も管理してるんだから、そこから買えよ。」

私「ちがうの!! 欲しいものはないの! 私の名前の通帳に貯金する、現金が欲しいんですよ社長さん!!」

夫「なんだよ、おれだって自由に使える現金なんてないのに、何言ってんだよー。」

むむむ・・・負けてたまるか、ここが踏ん張りどころだ頑張れ自分!

私「な~んだここの社長、めっちゃケチだわ。もうこんな給料ぜんぜんくれないビンボー事業所の経理なんかやってやんない。レシートも管理しなーい。確定申告も来年はやらな~い。」

夫「・・・・・・・。 いくら欲しいんだよ・・・」

 

よっしゃキター!!!!!

私「いちまん!! いちまんでいいよ♪」

夫「う~ん・・・・・・」

 

すると、そのやり取りを聞いていた長男が、私のところへスタタタ、とやってきました。

見ると、手に一万円札を持っているではありませんか!!!

でも、すっげー小さいよ!

大人の手のひらより小さいよ!!

お札の文字が、”いちまんえん”って手書きだよ!!!(笑)

長男、母をあわれに思ってか、一万円札を偽造してくれました・・・涙!

 

夫「お!これでいいじゃねえか!! もらっとけよ!」

私「コラーーーーー!!!

  息子はこんなにやさしいのに、アンタにゃ血も涙もないのか!!」

 

わかったわかった、いちまんえん、どうぞ!!

私の剣幕に、そう叫んだ父ちゃん(笑)

やっほーい!勝訴!!