イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

面談にて

保育園で、先生との二者面談がありました。

園での様子、家庭での様子、お互いに精通しておこう、というねらいのようです。

 

娘の担任の先生との面談で、

娘は家での様子と園での様子に相違ないことが判明し、

先生も私も、娘の様子についてエピソードなんか加えながら詳しく話していて、

お互いに可笑しくてわらってしまいました。

先生いわく「さばけている、の一言に尽きますね」とのことで(笑)

娘は入園当初まだオムツが必要で、布オムツを使っていたのですが、

このオムツを「自分でできる」と言って先生に手伝わせなかったそうなのです。

着替えも手を貸されることを嫌がり、

「今ではいちばんに着替えて上手に畳んで仕舞っています」とのこと。

友達もだいすき、給食もだいすき、先生だいすき!な保育園生活だとわかりました。

 

15分経って娘の面談は滞りなく終了し、

今度はとなりの部屋で長男の先生と面談。

こちらの先生は、昨年からの持ちあがりで担任のK先生。

親子ともども大好きな先生です。

 

長男は週3日くらい、夜寝入って30分くらいして深く眠ると夢を見るらしく、

大声で泣き叫んだり、ふとんの上を徘徊したり、

ちょっと夢遊病的な行動をすることがあります。

去年の9月に保育園に通い出したのと同時だったので、

きっと疲れているんだな、とか、

ちょうど二男が生まれたばかりだったりしたので、

そういうのも関係あるのかな、と思ってあまり深刻に思わないでいたのですが、

それが半年たった今も続いていて、どうしたもんかなーと思ったりしていたので、

先生に相談してみました。

ちなみに長男は、今年から園でのお昼寝がなくなったのですが(年長さんだから)、

昨年度、お昼寝のときも、やはり寝入って30分後くらいに家と同じような泣き叫びが出て、

先生をびっくりさせたことが数回ありました。

なので、先生もどんな状態になるのかよくわかっていてくれ、

話もスムーズ。

 

きっと、園で新しいことやいつもと違うことがあると、

その小さなストレス(誰でも感じるようなレベルの)が積み重なって、

時折そうやって表に出るのかもしれないねーと先生。

長男は集団生活8カ月、

ほかの子たち早ければたった1歳から園に通い続けているわけで、

いろんな意味で慣れも狎れもあり、

先生とはほぼ友達や家族みたいな気持ちでわがまま言ったり、甘えてみたり、

そういう関係だったりするけれど、

長男の場合は、やっぱりそこまではまだなれないし、

性格上、外では相当遠慮がちだから、気をつかっているんだよねーと先生。

 

家では、すごい荒っぽいのに、外では繊細な長男。

でも、先生が付け加えて、

「よーくまわりを観察しているよ」と。

いたずらっこややんちゃ坊主に昨年度相当手を焼いていた時のK先生に、

「先生はいつもがんばっているし、大変だよね」とねぎらったというのです。

こんなこと言われたのは初めて!と先生が言っていました。

 

大人の姿もよくわかっていて、

家での親の苦労もきっと見ていて、

だから、スイミングに昨年度は行けなかったことも、

ピアニカが新品買えないからお母さんのお下がりのすごく古いのでもいい?

と説明したことも、

すごくよく理解していて、

全部、先生にしっかり説明していた、と先生から聞いて判りました。

 

ものを大事にする気持ちと、ものごとを理解する力があって、

感心しているんですよ、と言ってもらえました。

 

 

生まれてからずっと、5年間も私のそばにべったりいて、

預かられることをしようとしなかった長男。

幼稚園は行かない、と自分から宣言した彼。

 

いろいろ悩んだし、ほんとうに辛かった時期もあり、

泣きながら児童相談所に電話をかけたこともありましたっけ・・・。

育児ノイローゼかかっていたんじゃないかと思うような時期もあったけれど、

それでも、

そばにいたぶん、きっと親の姿も、(・・・両親にももちろんだめなところがあって、大人も完璧なんかじゃないということも含めて)、

いっしょに育ってきたんだなぁ私たち・・・

という気持ちにさせられました。

 

振り返れば、すごくつらかったことは忘れてしまっていて、

忙しかったときのことは抜け落ちていて(ほんとうに忙しかったから、記憶することさえできなかった、んだと思います)

ヘリコプターがいつまでたっても「ヒコロッパー」としか言えなかったとか、

河原の公園でハトを楽しそうに追いかけまわしていた姿とか、

そういうカワイイ姿ばかりを思い出します。

どうかんがえても、いたずらする彼に鬼のように怒っていたことのほうが断然多かったのに(笑)

 

園での姿と相違ない、と先生と笑った娘の姿とは裏腹に、

長男に関しては、家での姿と園での姿が別人だ!ということと相成りました。

 

大きくなると、やっぱり「育ち」の質も当然変わってきますものね。

はしが使える、着替えができる、の話では終わらないですからねえ。

 

この、先生との面談の話を、帰宅したサムライくんに話したところ、

やっぱり驚いていて、

「おれぁ、学校の先生にほめられたことなんざ1回もなかったなっ!」と捨て台詞はいていました(笑)うらやましかったのかな?

家庭訪問来るな!面談なんかやるな!!と学生時代ず~~~っと思っていたと言っていました(笑)

話題はぜんぶ、学校でのいたずらの注意、普段の生活のお小言、大きくなって中高生になってからは、素行の注意、問題点うんぬん・・・・

という内容なので、

教師と親が会った日は、かならず親からお説教(笑)

 

「でもさ~、それってぜんぶ、自分のせいだったんでしょ?」と私がつっこんだところ、

「環境がわるかったんだよ!」とサムライくん(笑)

 

学校(地域?)でいちばんグレて目立っていた兄を持ち、

兄の友達がみんなグレていちゃ、どうしても自分もそうなっちゃう・・・・

たしかに、そりゃ仕方ないかもねえ。

 

でも、サムライくん一言。

「うちの子ら、家でこんだけうるさく暴れてるのは、家では発散できてるってことなんだろうな。

 家で発散できてるから、きっと外でしっかりやれてるんだろう。

 これが逆では困る。」

まさに。

これが逆では困る。。。

家ではいい子なんですよ、学校ではそんなことしてるなんて・・・

ではつらいものがありますね。

 

そう思えば、家でめっちゃうるさいのも、よしとしなくちゃなあ~と思ったりしたのでした。