イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

児童書

学習漫画は手に取れど、

文章ばかりの伝記はまだ少し敷居が高いようで、

そして、絵本はそろそろ卒業・・・・

というあんばいの長男8歳。

1年生のときは、

かいけつゾロリ」に夢中になり、友達と競って読んでいました。

読めるはずなのにな~濃い児童書、それに伝記・・・

そう思っていた私。

 

まあ、市立図書館で借りてくるのはほとんど魚や図鑑類。

それでもいいと思ってはいましたが、

なにか、キッカケがあるといいなと感じていました。

 

先週参加したNP講座で、

ファシリテーター(進行役)のかたが、

ご自身の子育て時代に、

講談社 火の鳥文庫」と

青い鳥文庫

を、子どもたちにものすごく買い与えたという話を聞き、

興味がわきました。

とりわけ、火の鳥文庫の伝記は面白く、

大人もいっしょになって読めるとのこと。

親も一緒になって読めば、

子どもがそれを読んだあとに共通の話題ができて、ほんとに良かったとの体験談も聞かせてくださったので、

そりゃいいなあと。

 

さっそく昨日、古本屋をのぞいたところ、

案外児童書コーナーも古本が充実していてびっくり。

火の鳥文庫は残念ながらありませんでしたが、

青い鳥文庫を大量に発見。

こんなにメジャーなものだったのか!

なんで私は子ども時代、知らなかったのかなあ・・・・

 

さて、タイトルをじっと見ていると、

「窓際のトットちゃん」を発見。

言わずもがなあの有名な、黒柳徹子さんの自伝です。

私、黒柳徹子さんがすご~~く好きなのに(テレビに出ている有名人の中で一番好き)、

読んだことなかったのです。

これはいい!100円だし。私が読もう!

と思って購入。

 

夕飯作りの前に、ちょいと書き出しだけ読んでみたら・・・・・

おもろい!!

夕飯作らないで、今夜全部読みたい!!

という衝動にかられましたが、

そこは大人なので我慢。

障りだけでこんだけおもしろかったら、中も相当おもしろいだろうと想像。

置くところもないので長男の図鑑類といっしょに置いておいたところ、

長男が本を発見し

「なにこれ? 借りたの? 買ったの?」

と本をめくっています。

ペラペラとページをめくっていた長男が、

「これ、おもろいの?」

とちょっと興味なさそうに聞くので、

「めちゃくちゃ面白いよ。」

と言いながら私は、最初の一章だけ音読してあげることにしました。

 

トットちゃんが小学校1年生で退学になったこと、

その理由が面白おかしく書かれています。

長男は、部屋に転がっていた風船を足でリフティング(?)しながら私のそばで聞いていました。

かくかくしかじか、

こんな具合で先生に迷惑がられ退学になり、

新しい学校にママと今日これから行く・・・・

というところまで読んで

「さ、あとは読んでみて」

と私が本を手渡したら、

その瞬間から一瞬で集中して読み始めました。

 

キッカケってすごい。

読んでみて、って手渡すだけじゃだめな気がすると思っていたのは大正解!!

 

風呂も忘れて読みふける長男がときどき、

 あはははは!!

とか

ぐふっ

などと笑い声を立てるので、

よほど面白いのだろうと想像。

寝るまで夢中で読み、

寝床でもずっと読んでいました。

 

寝る前に長男が私にポツリ。

「マンガも面白いけど、文字ばっかりの本って、

自分がその中に入っちゃえるから、もっとおもしろいなあ~~~。」

 

 

長男!!アリガトウ!!よくぞ言ってくれた!

そうなんだよ、それが読書の楽しみなんだYO!!

ああ、読書の秋。

本読める時間が山ほどあるアナタがうらやましいわあ。