イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

宝くじ以上

奇跡の電話、2本目・・・!!

 

「お宅のチラシをもらったんだけどねえ、

 うちの松、見てもらいたいんだよ。」

ご住所を聞けば、城下町エリアのお客様!

 

昼過ぎからお客様宅に出かけた父ちゃん。

夕方に帰宅して、いつもなら玄関で作業着を全部脱いでから居間に来るのに、

その日は作業着で居間までやってきて、私の顔を見るなり

「・・・・すっげーの来てしまった。」と。

え???どういう意味?

「すげーよ・・・・!」

え??

 

「市の、名木を引き受けてしまった・・・・!!」

えええええええ!!!!!

 

なんでも、そこの家は100年どころではなく代々そこに暮らしているおうちで、

大昔はお偉いさんの旅籠として機能していたとのこと(かの田中正造が宿泊したそうな)。

 

「なんでもって、市の名木に昔からの植木屋がついてないの?!」

と問い返したら、

「数年前には、腕のいい昔からの植木屋がいたんだけど、

 病気と高齢で仕事できなくなったんだと。

 近所の造園屋に頼んではいたけど、

 いかんせん雑な仕事で素人芸な割には料金ばかり高かったんだって。

 いい植木屋いないかなとほんとに悩んでたとこに、

 うちのチラシがふと入ったらしくって。

 ・・・・おまえって、すごいカンしてるよ。

 あのエリアにチラシを放ったのが、すごい。」

 

これは夢を見ているのかな、

ホントなのかな、

足元がふわふわした心地がしました。

宝くじよりすごい。

こんな仕事、宝くじ以上だよ・・・・!!

 

正月二日からの草の根営業が実らず、

「もうだめだ、仕事がなさすぎる・・・。この1、2、3月は引っ越し屋に派遣登録して日銭持ってくる」

とがっくり肩を落としていた父ちゃんに、

「大丈夫さ父ちゃん!この、ハマの大魔神にまかせなさい!!」

うちの母ちゃんは佐々木主浩か!とつっこまれながら台所で笑いを取っていた先週のやりとりを思い出し、

涙が出そうになりました。

 

どうにかして仕事につなげなきゃ、と配り歩いた100枚に、

福の神様ちゃーんと乗っかっていました。

感謝、感謝、感謝!!