イバラキ農村風呂

ゆっくりしてけ~

授業参観

家庭訪問に引き続き、

親としては人生初・授業参観!

 

いやー、これきっと初めて教師となった先生は、

「人生初、見られる側としての授業参観」なんて言ったら、

もう口から心臓か飛び出るほどに緊張するに違いない、

となんでかわが子の気持ちより、

新卒採用の先生の気持ちを想像する私。

(もちろん、担任の先生はベテラン先生ですけれど。)

 

さて、長男の授業は、教科は道徳となっておりましたが、

内容は「自己紹介」。

好きなものの絵と自分の似顔絵、それから自筆で名前を書いた紙を持ち、

全員の前で発表します。

 

自己紹介の前に先生が、

「校歌がとっても上手に歌えるようになったので、

 みんなでおうちの人の前で披露しましょう。

 歌詞が教室のうしろに貼ってあるので、

 おうちの人のほうを向いて歌ってみますねー。

 歌詞を見ないで、目をつぶって歌える子もいるんだよね!」

と言いながらピアノ伴奏のカセットテープをラジカセで流し出しました。

 

ああ、この校歌攻め、

毎度ながら私の涙腺のツボがまずいんだって・・・・

とイントロを聞きひとりで慌てながら、

どうか感涙しないですむよう、

なにか気を紛らわせなくてはなるまい・・・と思ったら、

目線の先の男の子が、”目をつぶって”でなく”白目をむきながら”歌っている姿を発見し、

あまりのおかしさに今度は笑いをこらえるのに必死になりました(笑)

 

ほんとこの、校歌に弱い私。

来月に控えた運動会の鼓笛隊の校歌マーチ、想像しただけで泣けるわ。

 

 

さて、いよいよ発表がはじまり、

みんな、緊張しながらも一生懸命でとってもかわいい。

うちの長男は、家では近所じゅうに聞こえるくらいの大声が出るくせに、

いざとなるとめちゃくちゃ声が小さいのは保育園時代から。

緊張すると、背中がくにゃっとなって顔はななめになり、アゴが上がるくせも然り。

(卒園式で卒園証書をもらうときも、入学式で名前を呼ばれたときもそうでした(笑))

いざ長男の番となり、

「・・・・ぼくのすきなものはSLと、しんかんせんです。

 よろしくおねがいします・・・・・」

でっかいSLと、こまち&かがやきが描かれた絵を抱え、

めっちゃ小さい声でくにゃっとなりながら発表しておりました~。

 

自分の発表が早々に終わった子、

自分の出番までだいぶ間がある子はおふざけがはじまり、

となりやうしろの席の子にちょっかい出したり、

「ねーせんせー!!」と用もないのに先生に質問しまくったり(笑)

それでも、出歩くような子はいなくて、

いちおうみんな、我慢して座ってるのね、というのがわかり、

1年生って、まだまだほんとかわいいな~という感じでした。

 

私がかよっていたころから変わらない校舎。

教室も廊下も、もっと大きく広いと感じていたけれど、

それは自分が小さかったからなんだなー。

体育館のピアノにかけてあるカバーも、

当時からボロボロだったのに、

さらにそこからボロボロになっていて、

「20年以上替えてないのか?!」とちょっとおののきながら(笑)

母校って、思い出の宝庫だなとつくづく感じました。

 

うちの子たち全員にとっても、

ここが母校となるのだなーと思うと、

それを共有できることがしみじみと嬉しいな、と思うのでした。